割り切った関係

出会い系で知り合って、一度だけ割り切った関係も持った女性と街で偶然会ってしまった。こちらは取引先へ行く途中、女性は同僚とランチをとった帰りのようだった。目が合った。どこかで見たことがあるなと思った刹那、あのときの女かと一瞬にして記憶がよみがえった。女性も同様なようだった。少し互いに気まずそうな顔をしてすれ違った。
そもそもあの女性は一夜限りのストレス発散のために割り切った関係としてお相手をしたもの。不倫相手である同じ会社の課長に対して相当ストレスがたまっていたらしく、ベッドの上で課長があーだ、こうだとかなり愚痴をこぼしていたのを覚えている。彼女自身、もう二度と会うことのない一夜限りの割り切った関係だからこそ素直に心も体もさらけ出せたのだろう。そんな記憶を反芻しながら取引先へと向かった。今日は決済を握っている取引先の課長も出てくる。今日のプレゼンが勝負だ。
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会議室へ通されて課長を待つ。ドアが開いて、課長が入ってきた。そしてその後ろにもう1人、お茶を持っている女性がいた。あっ!あの女性だ。まさか、ここの会社だったのか。驚いて動揺を隠せない。そして、あのベッドで話していた課長ってまさかこの人。僕の予想は十中八九当たっている。女性はそのまま同席したものの、ずっとうつむいていて全く僕の顔を見ようとしない。割り切った関係のことはさておき、僕はまずはこのプレゼンを乗り切らなくちゃいけないんだ。これが終わったら彼女に何て声をかけようか。

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