愛人アプリ

アプリでパパ募集
名前は出ないけど、俺、ルポライターみたいなことやってるのね。大学の頃から、放浪癖があってさ、外国にふらっと行って、現地でバイトなんかしたりして長期で滞在してた。
それで、縁があって、そういう現地のディープな情報を発信してたりするんだけど、年に一回くらいは日本に戻ってきてる。
でさ、日本に戻って何をするって話になるんだけど、愛人アプリ使うことにしてるわけ。
俺、いろんな国のいろんな暗部とか恥部とか見つくしてるでしょ。だから、そういうのに鼻がきくんだよね。
日本における一番のディープな闇って、愛人アプリだと思うわけ。
多分だけど、戦場ルポライターとかカメラマンとかも多分同じだと思うよ。ああいう人間のおぞましさを見慣れてる人たちにとって、日本での熱い戦場ってセックス産業なわけ。
戦争中の国って、もう人がすさんでるっていうか、生きることが本能以外の何物でもないみたいな、壮絶感があるのね。
愛人アプリとかで男から金むしり取ることばっかり考えてる女って、まさにその戦争状態の人間に近いものがあるんだよ。
生きるっていう本能以外の感覚を全部削ぎ落した、悲壮感。それがセックスっていう、生と死の狭間なんて哲学では言われてる行為をするとどうなるのか。
そそられるテーマではあるんだよね。
そそられるテーマではあるんだけど、俺、それを上手く説明できるほど文章力ないや・笑
ただ、愛人アプリで出会う女たちと体を重ねて、お互いの闇を見て見ぬふりをして、セックスで誤魔化して、それでも誤魔化しきれなくて、結局、お金で清算してるわけ。
セフレの作り方